さるオヤジの 何を今更

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FP3級技能検定試験合格体験記 学習時間 勉強法 おすすめテキスト等まとめ

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5月22日のFP3級検定試験、受験しました。タイトルの通り、自己採点ながら合格点に届いてましたので、これからFP3級にチャレンジする方の一助になればと思い、この検定試験について、自分なりの合格体験記をまとめてみます。

試験実施機関、FP協会と金財の違いや実技試験の選択については、以前書いたこちらの記事を参考にしてください。
fukubuggy.hateblo.jp

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学習時間について

4月下旬ぐらいから勉強を始めましたので約3週間、1日1時間~1時間半で合計約25、6時間といったところです。ただし、私の場合は宅建士の勉強を昨年10月中旬までやってましたので、不動産や相続など重複している分野はあまり時間をかけずに済みました。

どの分野も全く知識がなく、検定試験を受験した経験もないという場合は、倍の50時間位は必要かもしれません。

よくFP3級は1週間で合格できるとか10時間で楽勝とか書いてある記事もありますが、学習の経験によって個人差が大きいので、それを鵜呑みにしてはいけません。

確実に合格するためには、最低でもテキストを2周程度、問題集は3周、過去問を直近3回分くらいの学習は必要です。

検定料に学科と実技合わせて6000円を支払うんですから、無駄な出費にならないように確実に合格しましょう。

テキストについて

FP3級のテキスト、比較的評価が高いのは以下の3冊です。

どのテキストもイラストや図解が豊富でわかりやすいテキストです。テキストだけで学習を進めるなら、どれを使っても大差ないと思います。

ただ問題集と併用して学習するとなるとテキストと問題集のリンクがとても大切です。

例えばこちらの問題集

前述の「みんなが欲しかったFPの教科書」の問題集版ですが、問題の解答のみで解説がなかったり、テキストの該当箇所が表示されていないためそれを探す事に時間を取られて、使い勝手があまりよくありません。

そこでおすすめな問題集はこちら

この問題集は見開き左頁に問題、右頁に解答解説が書いてあり、しかも全問解説付きです。テキストの該当箇所も大きく表示されていますのですぐ確認することができます。無駄な時間をかけずに効率よく学習を進められます。

勉強法について

私が実践した勉強法を紹介します。使用テキストは「うかる! FP3級 速攻テキスト」、使用問題集は「うかる!FP3級速攻問題集」です。

最初に

まずテキストの第1章を読みます。1回で理解しようとせずにざっくりと内容を見る程度で流し読みします。

次に問題集の第1章を解きます。この時、問題集を手前においてその向こうにテキストを置きます。こんな感じです。
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問題集の右頁を赤シートで隠して、左頁の問題を1問解いて、すぐ右頁を見て答え合わせをして、解答解説を読みます。

正解したら問題の横にある□□□の一番左に黒でチェックを入れて、間違ったら赤でチェック、テキストの該当箇所を読んで確認します。この時、必要に応じて、テキストに書いてある内容を問題集の解説に補足的にメモします。

1章終わったら、またテキストに戻り2章めを読んで問題集を解く、これを繰り返します。

この問題集は、実技対策も併せて11章(金財個人資産選択の場合)までありますので1日1~2時間で1周するのに1週間から10日くらいかかります。

次に

問題集の2周目に入ります。1周目と同じように正解したら問題の横にある□□□の真ん中に黒でチェックを入れて、間違ったら赤でチェックを入れていきます。

そして、3周目は黒チェックが2つある問題はスルーします。この時点で2回とも正解出来た問題は確実に身についています。赤が1つ、特に2回とも間違った赤が2つの問題を重点的に解きます。

2周目、3周目と問題を解くスピードも速くなっていきますので、ここまでで2週間くらいかと思います。

計算問題について

FP3級の試験では電卓を使う計算問題が何問か出題されます。最初は数字や公式が覚えられずに挫折しそうになりますが、問題を何回か解いていくと、問題文中のどの数字を使えばよいかわかるようになってきます。
試験会場に持ち込む電卓を早めに決めて、操作に慣れておきましょう。

仕上げに

最後は過去問対策です。どんな資格試験も過去問に取り組むことは有効です。特にFPの場合は繰り返し同じような問題が出題されていますのでその傾向を知るためにも過去問対策は重要です。

過去問対策にはこちらのサイトがおすすめです。無料で丁寧な解説もついてますし、スマホでも学習できます。最低でも直近の3回分くらいは解いておきましょう。
3級FP過去問解説(1級と2級も解説中!)〜ファイナンシャルプランナー資格の過去問を無料解説〜

以上の勉強法で、1日1~2時間、個人差はあると思いますがおおむね1か月くらいの学習期間になると思います。

試験当日について

試験会場には、問題集だけを持って行って、時間ギリギリまで右頁の解説と自分の書き足したメモを読みましょう。繰り返しになりますが検定料に6000円を払ってます。直前まで勉強して試験に臨みましょう。受験票と電卓も忘れずに

学科試験について

学科試験は○×問題が30問、3択問題が30問、合計60問で試験時間は2時間です。

1時間たつと退室できるのでほとんどの人が1時間で出ていきます。みんなが退室してるからなどと考えずに、マークミスが無いかしっかり見直しをして、それでも時間が余ったら退室して午後の実技に備えましょう。

学科試験60問の配点は各1点、6割以上の36点以上が合格です。逆に言うと24問まで間違っても合格圏内です。簡単な問題を勘違いやマークミスで落とすことのないように、落ち着いて問題を解きましょう。

実技試験について

実技試験は設問5問で小問各3問、全15問が出題されます。

配点は、各設問の問1問2が3点で問3が4点、つまり、3点の問題が10問、4点の問題が5問で50点満点となり、その6割以上の30点以上が合格です。

15問中10問正解できれば(得点次第では9問でも)合格できます。

試験時間は1時間で、学科試験のように途中退室はできません。実技試験も時間的に余裕がありますので、凡ミス、マークミスの無いように時間までしっかり見直しをしましょう。

最後に

FP3級は比較的合格しやすい検定試験です。そのため、少ない学習時間で合格できるといった記事をよく見かけます。

しかし簡単な試験だからこそ、2回3回と受験することはお金と時間の浪費になります。

簡単な試験という情報を鵜呑みにすることなく、確実に1回で合格できるようにしっかりとした準備をする事をお勧めします。

2017年度試験日程・科目・受検手数料 | 一般社団法人 金融財政事情研究会

試験日程 | 日本FP協会

参考までに、私の自己採点結果です。

  • 学科試験 60点中45点(合格36点以上)
  • 実技試験(金財個人) 50点中40点(合格30点以上)

以上、FP3級を受験される皆さんの参考になれば幸いです。


追記です。
合格通知が届きました。

合格証書
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成績表
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自己採点通り、学科が45点で実技が40点でした。

次はビジ法2級にチャレンジ
fukubuggy.hateblo.jp
www.saru-oyaji.xyz


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